刺繍枠をセット
押さえを一番上まであげて刺繍枠をくぐらせます。ひっかかる場合は刺繍枠を縦にして前面から押えをすくう感じでずらしていくとセットできる場合があります。ネジがない場所から入れていきます。
刺繍枠の持ち方
刺繍をする位置やステッチの種類に応じてやりやすい方法で縫います。状況によって変わりますが私の場合はだいたい次のような持ち方です。
刺繍枠の持ち方 2タイプ
- 両手で持つ。
- 右手で枠を持ち、左手の人差し指、中指などで針の近くの生地を軽く押さえる。
右手が送りの役割をして枠を動かし、左手が押さえとして布のバタつきを抑えかつ細かい動きをコントロールします。針に近づきすぎないように注意します。
[参考動画]
Bordado con máquina facilita. - YouTube
411#como#bordar#magnólia: IzabelCordeiro:Bordado à Máquina Parte 01. - YouTube
縫い始め、終わり
次のような手順です。
- 押さえを下ろします。
- 布地に針を刺し下糸を引き上げます。縫い始めに糸が絡まるのを防ぎます。
- 上糸、下糸を揃えて押さえて数針その場でステッチして止め縫いをします。
- 縫い進めて切りやすい位置に進んだら糸を切ります。
- 終点も数針その場でステッチして止め縫いをします。
- 余分な糸の処理をします。
面で埋める刺繍の場合、後で縫い隠れる輪郭の内側から開始、終了すれば、止め縫いの必要はありません。ただし、普段使いしたり、洗濯を繰り返すものはした方が安全です。
練習方法
- まずは糸を通さずにミシンをスタートして枠を動かすことに慣れましょう。
- 刺繍枠を前後、左右、斜めに動かす練習をします。
- 慣れたら糸を通して練習します。
- 連続線、正方形、円、ジグザグ、波、渦巻きなどの練習をします。
- ミシンを低速にして長いステッチを練習します。(3~5mm)
- 速度を上げて短いステッチの練習をします。(1~3mm)
- 枠を一定の速度で動かす練習をします。ステッチの長さが一定でなめらかに縫うことができます。
- 枠の動かし方になれたら下絵を描いて正確に縫う練習も重要です。
縫う時の注意
- 縫っていると段々と布が緩んできます。緩んだらピッタリと張り直しましょう。たるんでいると目飛び、糸切れの原因になります。
- 枠は上下左右斜めと自由に動かせます。ただし針を中心に回転させしないようにします。方向転換のため枠を回転させる場合はミシンを止めて針を生地に差したまま行います。
- ステッチの長さは、ミシンのスピードによります。ゆっくり縫えばステッチは長くなり、早いと短くなります。
- 正しい姿勢で無駄な力が入らないように縫いましょう。針が体の中心にくるように座ります。
- 長時間同じ姿勢で縫い続けないように、適度に休憩しましょう。
色々と書いてますが私も修行中の身で全然できていません。練習をさぼって基本をすぐに忘れてしまいます💦