ビーズステッチ
特徴・手順
ビーズステッチはビーズのような盛り上がりが特徴のステッチです。1〜4 mm程の距離2点を交互に縫います。回数は3 ~ 7 往復程です。10往復までとされてます。ステッチの重なりが多くなるほど立体的になります。連続して縫う場合とストレートステッチと組み合わせて縫う場合とがあります。
1. ビーズ連続
2. ビーズ+ストレートステッチ
3. ビーズ+ストレートステッチ×2
4. ステムステッチ
使用法
アクセントとして使用したり輪郭に使用して際立たせたりします。
注意点
- 上糸の張力は下糸より弱くないと下糸が目立ってしまいます。
- ビーズ間の距離、縫い目の長さをそろえます。
実例
ビーンズステッチとストレートステッチの組み合わせです。ランニングステッチよりボリュームのあるしっかりした輪郭になります。
参考動画
ステムステッチ
特徴
ステムステッチのステムは英語で茎(stem)の意味です。植物の茎はもちろん輪郭に使われることもあります。手刺繍のステムステッチと同じような縫い目になります。綺麗に揃えて縫うのは難しく練習が必要です。
手順
- ランニングステッチで刺繍するラインを縫います。
- ラインに沿って長さ2〜4 mm程の斜めのステッチを連ねていきます。
- 初めのステッチはラインの下、次のステッチは斜め上
2点をビーズステッチのように交互に縫います。 - 次のステッチは前のステッチの途中から始まります。
往復の数、長さ、角度によりステッチの雰囲気が変わります。
使用法
- 花の細い茎、枝、葉の葉脈
- 刺繍デザインの輪郭
- 目立たせたい模様の一部
注意点
- 上糸の張力は下糸より弱くないと下糸が目立ってしまいます。
- ステッチの長さと角度をそろえます。
- 前のステッチとすきまなく隣接するようにします。
参考サイト
ポルトガルの刺繍作家Linaさんはステムステッチを植物刺繍に取り入れています。