刺繍枠の使用
フリーモーション刺繍の方法は刺繍枠の有無によって分けられます。
- 刺繍枠を使用しない方法
キルティングと同じ要領でランニングステッチの刺繍をします。生地が厚くしっかりしている場合に適しています。厚くて枠にはめ込みにくいものはこの方法で行うと良いでしょう。 - 刺繍枠を使用する方法
生地を細かに動かす場合、生地が厚手でない場合などは刺繍枠が必要です。少ない労力で刺繍ができ、作業中の歪みも少なくなります。
刺繍枠を使うフリーモーション刺繍の手順についてまとめます。使わない場合も刺繍枠以外はほぼ同じ要領です。
フリーモーション刺繍の手順
刺繍枠を使用する利点は
- 複雑な動きをコントロールできます。
- 生地を張ることで目飛びが軽減されます。
刺繍枠を使用するフリーモーション刺繍の大まかな手順です。
- 必要な資材--- 生地、糸、刺繍用の針、フリーモーション用の押さえ、刺繍枠、拡張テーブルなどを準備します。下糸を巻いたボビンも用意します。
- 生地に刺繍用の下絵を描きます。フリーモーション刺繍では、手で生地を動かすため自由なデザインを作成できます。
- 刺繍枠に生地を張ります。生地が刺繍枠にピッタリとフィットするように調整します。必要な場合は安定紙もセットします。
- 布を自由に動かすためミシンの送り歯を下げます。(ドロップフィード)
- 拡張テーブルをセットします。
- 縫い目の長さを「0」にします。
- フリーモーション用の押さえを取り付けます。
- 糸をミシンにセットします。
- 下糸が表に出ないように糸のテンションを調整します。
- ミシンを開始させます。刺繍枠を手で動かし下絵にあわせて縫っていきます。
- 刺繍が完成したら、ミシンを停止させ、刺繍枠を外します。
- 余分な糸を切り落とし、アイロンを使って仕上げます。
初めての方は、練習用の布で繰り返し練習をしましょう。練習をすれば必ず慣れます。正しい姿勢を維持しながら肩に力が入らないように気をつけましょう。
実例
参考動画
How to set up your sewing machine for free motion embroidery - YouTube
Free Machine Embroidery Tips For Beginners! - YouTube
参考サイト
Вышивка на машинке / www.tambour.ru