種類いろいろ
フリーモーションは専用の押さえを使用します。キルト押さえ、ダーニング押さえなどの名称で呼ばれています。金属、プラスチック製、いろいろな形状があります。
ダーニングとは衣類などの穴開きや擦り切れた箇所を糸で修繕する技術だそうです。送り歯を下げ、この押さえで繕うそうです。
フリーモーションの押さえは上下する押さえと高さが一定の押さえがあります。
上下する押さえ
針の動きと連動して上下する押さえは針が下がると押さえも下がり布のバタつきを抑えます。押さえが上がっている時に布を動かします。音でリズムをとり一定の速度で動かすと安定したステッチとなります。
高さが一定で上下しない押え
高さが一定で上下しない押えは適切な高さに設定してから使用します。布を動かすことができ、布のバタつきを抑える位置に高さを調節します。布の厚みのよる調整が必要です。
慣れてきたら
刺繍枠を使用すれば押さえは必ずしも必要ではありません。刺繍枠が布のバタつきを抑えるミシン押さえの役割を果たすからです。自己責任となりますが、慣れて邪魔に感じるなら外してしまうこともできます。
ハイシャンク or ローシャンク
家庭用ミシンは押さえホルダーの取り付け位置によって違いがあります。この違いを考慮して押さえを購入します。取扱説明書などで確認しましょう。注意点をまとめておきます。
- 低いものがローシャンク --- 一般的なミシン
ex.Exceed Quilt Special HZL-F600JP JUKI - 高いものがハイシャンク --- 刺しゅう機能付きや、上送り機構付きなど
ex.セシオ9900 janome - 上記以外の特殊な物もあります。
- 高さが合っていても使えないものがあります。
- 家庭用と職業用は違います。
HZL-F600JPで使用している押さえです。正規の押さえはネジで高さを調節するものです。汎用押さえはアマゾンで購入しました。ジャストフィットでした。画像では斜めになってますが金属製で前が大きく開いています。針と縫い目がよく見えるので細かい刺繍もしやすいです。ジグザグもできます。
セシオ9900にはフリーモーション用の押さえがいくつか付属しています。左は針とともに上下するものでです。右は高さを調整して上下しないで縫う押さえです。
汎用押さえはebayで購入しました。微妙に当たる部分がありジャストフィットとは言えませんでしたが干渉する場所を変形して使いました。ミシンにより必ずしも使えるわけではなく汎用押さえの購入は難しいです。
ペタペタ上下するのは鬱陶しいので私はこの押さえをずっと上がったままになるようにして押さえではなく指ガードとして使用しています。
- 金属製で前が大きく開いているものがおすすめです。
- 画像はアマゾン「家庭用ミシン押さえ 刺繍用 キルティング フリー 押え足」です。